人の顔と名前を覚える

早いものでもう夏至も過ぎましたが、春は出会いと別れの季節でしたね。
今年も新入社員研修のお仕事を任せて頂く機会があり、たくさんの方々との出会いがありました。

研修でご一緒した講師の方が「人の顔と名前が一致しない」と言われて、私はどちらかといえば得意だなと思ったので人の顔と名前を覚える事について考えてみました。

新入社員20数名と一度に知り合う

4月初めに20数名の新入社員の方と知り合う事になった訳ですが、新入社員研修なので人数は多く毎日同じ方と顔を合わせるというシチュエーションでした。
前述の講師は5月のGW明けくらいに顔と名前が一致しないと言われたのを覚えています。
皆さんはどの程度の期間があれば顔と名前が一致しますか?

得意と伝えた通り、私は1週間くらいでほとんどの方の名前と顔が一致していました。
暗記とかテストとかどちらかと言えば苦手意識があるため、特に物覚えが得意という事もないですが、名前を間違えると気まずいという恐怖心があるのかもしれないです。

画面越しで対面しなくても

今回の新人研修は2つの事業所間で行われたので、うち10名程度はリモートであり直接顔を合わせる事は叶わず画面越しでした。
対面の方々に比べれば顔と名前が一致するまで時間はかかりましたが、一致しないということはありませんでした。対面、オンラインに明らかな優位性はないので、顔を合わせるという事は直接の要因ではない気がします。

自己紹介エピソード

毎日ひとりずつ自己紹介の時間をとり3分間スピーチを実施していました。ひとりひとり異なるエピソードを聞く事で、エピソードを絡めて顔と名前を一致を促すテクニックがあると聞いたことがあります。確かに個々のエピソードと共に顔が浮かぶ感覚がありますので、有効な手段なのかもしれません。
ただ、全員の自己紹介を聞いても顔と名前が一致しない苦手な方も、全員の自己紹介を聞かなくても顔と名前が一致する得意な方も、どちらもありそうなので一概に自己紹介が有効という訳ではなさそうです。

通りすがりにすれ違う

あと通りすがりにすれ違った人が誰々というのを思い出す事はないでしょうか?私だけの感覚かもしれませんが、名前は知らないけど顔だけ一致するという感覚です。あの売店の店員さんだとか、宅配便を持ってくる人だとか、時には一度しか行ったことのない病院の先生であったりします。
顔と名前の話とは逸れてしまいますが、度々通りすがりの有名人に気づくことがあります。人と比べて私は人の顔をよく観察しているのかもしれません。

まとめ

インターネットで調べてみると、顔は右脳にある顔認識センターが記憶していて、名前は左脳にある側頭葉が記憶しているそうです。よって記憶している脳が左右別であるため記憶するためにはエピソードで紐付ける方法が効果的だそう。
また顔識別センターの容量は無限に記憶できることと引き換えに、∵の様な記号も顔と識別してしまうなどのデメリットがあります。一方側頭葉は記憶量に限りがあるため、人の名前を覚えるたびに名前を度忘れする頻度も高まっていくそうです。(※諸説あります)