E資格合格体験記

2023年2月にE資格を受験し無事合格しました。今回はその体験談と感想をここで書いていきたいと思います。

E資格とは

『ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する。』

E資格とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】 (jdla.org)

つまりAIをエンジニアとして理解しているかの資格です。

受験のためには認定プログラム(講座)を試験日の過去 2 年以内に修了している必要があります。

試験まで

E資格の受験には認定講座の修了が必要なためe-ラーニングを受講しました。

最初に感じたのは非常に勉強する範囲が広いということです。

ディープラーニングはもちろんのこと微分や行列などちょっとした数学のことまで網羅する範囲でいままで受験した試験の中ではトップクラスで広かったです。

筆者は理系出身のため数学関係はハイパボリックタンジェントとか懐かしいなくらいでそこまで困らなかったですが、経験のない方は試験範囲を見るだけで嫌になってしまうかもなと思います。

ただこの試験の数学は覚えることのできるタイプを取り扱うため意外とできるようになると思います。

修了しておかないと受験もできないため動画を見つつメモをとりながら進めましたが、平均15分くらいの動画が80本くらいあったため結構時間がかかり、難易度関係なくこの期間が一番つらかったかもしれません。

集中的に勉強すべきと感じたのは画像認識関係です。

やはりディープラーニングが認められるきっかけとなったこのあたりは出題者側も重点的に出題する認識です。

12月初めに全動画を見終わり修了報告をしました(修了試験がある講座もあるみたいです)。

しばらくして修了IDが届いたので申し込み。

その間もいわゆる黒本を解いたりe-ラーニングの2周目に突入したりして準備しました。

試験当日

試験はすぐに開始しなくても良かったため少しだけテキストを見返してからスタート。

試験の内容は規約上詳しくは書けませんが、試験内容は問題集よりも難しくはなく、受講したe-ラーニングを理解できていれば解ける問題が基本。

解答を見直す時間も確保できました。

試験終了後すぐ結果が出るのかと思っていましたが、3週間後に合否がわかるとのことなのですこしモヤモヤしながら帰路につきました(今思うとG検定も同じように合否判定に時間がかかったかも)。

ちょうど3週間後くらいに合格の連絡を受け取りました。

受験してみて

正直「E資格合格=AI開発できます」とはいかないと思います。

ただ勉強する内容がAIについて少し掘り下げた内容となるため、「AIを触ってみたけど理論が怪しい」という方は試験勉強で理解が深まるため、試験を受けるまでの勉強に価値がある資格ではないかと思います。