代表取締役 佐和 篤
大学卒業後、某独立系システム会社に入社。約10年間、 システムエンジニアとして活躍。金融・公共・医療系プロジェクトに携わる中で、金融系システム開発に対する興味を深める。2003年4月、金融業界に特化する京葉情報システムへ入社。全プロジェクト責任者を行いつつ、品質と情報セキュリティを担当し、現在は同社の代表取締役として、お客様に“感動を与えるサービス”を提供する企業を目指し、様々な取り組みを行っている。

市場から必要とされ続ける、エンジニアの集団。
お客様に、“感動を与えるサービス”を提供する企業になるために、私は“愛”をもって仕事に取り組むことが必要だと考えています。ここ最近は、IT業界においても生産性が重視される傾向にあり、業務効率を優先するエンジニアリング会社が増えてきたように感じます。しかし、それでは必要最低限の機能を有するシステムの開発はできても、お客様から本当に喜ばれる価値を提供することはできません。お客様と議論を重ね、時には意見を戦わせながら、とことんお客様のことを想い、徹底的に向き合っていく。それが“愛”です。不器用であってもかまいません。そういった愚直なまでの取り組みを経て、初めて「お客様から本当に喜ばれる価値とは何か」が見えてくるものなのです。

これからを担うエンジニアに必要なのは、職人的な開発スキルだけではありません。例えば、ソリューション力やマネジメント力など。いわゆるヒューマンスキルと呼ばれる能力が大切なのです。そのためには、KISも変わっていくべきです。今後は、エンジニアのBT(ビジネス・テクノロジー)がより育まれる風土を醸成していきたいと考えています。

具体的な取り組みとして考えているのは、教育制度・評価制度のリニューアルです。技術的な研修に加え、マネジメント研修などのヒューマンスキルが身につく研修への参加を推奨していきます。また、評価制度も、業務知識に加えてマネジメントスキルやお客様からの評価などを重視したものへ刷新していく予定です。エンジニアと対話の時間を重ね、相互理解に努め、BTを有するエンジニアが賞賛され、さらなる活躍につながる仕組みを築いていくこと。それが、私が社内に向けて実践すべき取り組みだと考えています。IT業界は一般的に3K(きつい・給料が安い・帰れない)と言われていますが、いずれは3T(楽しい・高い給料・定時で帰れる)だと言われるように、KISから発信していきたいですね。

KISの目指すもの
KISは、汎用系とWebアプリ・オープン系を専門とする提案・開発・保守・管理の 一切を戦略的、総合的に手がけるシステムインテグレーターを目指している企業です。

そこで私たちが目指す企業としての姿は、お客様の本業を創造し、貢献できるサービス を提供する会社となることです。ソフトウエアという「モノを作る」基盤に立ち、お客 様の真のニーズ・ウォンツを捉え、自主的に行うことで、サービスが展開できるという 考え方をしています。もう一歩踏み込んだ仕事をすることで、競合する他のソフト会社 とは違うという評価を得ることがKISの存続と発展へと導くと考えます。

上記のビジョンを実現するために、私たちは、IT(情報技術)とBT(業務に関する 技術)にプラスしてヒューマンスキル、コンセプチュアルスキルのバランスをとって伸 ばし、広範囲にわたってお客様の真のニーズ・ウォンツに対応できるマルチなスキルを 保有したエンジニア集団となります。