経済産業省認定の情報処理技術者試験・合格体験記(令和2年秋期試験合格)を掲載しました。
令和2年度秋期情報処理技術者試験の合格体験記
応用情報技術者試験(渡邉)
■学習方法やポイント(午前試験)
午前試験は「応用情報技術者試験.ドットコム」で問題と答えを覚えるまでやれば多分、通ります。「応用情報技術者試験.ドットコム」の過去問道場で十段、26496 問中 21810問正解の正解率 82.3%、勉強時間 113 時間 39 分やりました。これだけやれば午前試験で落ちることはありません。暗記だけでも何とかなるので直ぐに通るようになりました。
ただ、最近は新問題も多いので日経新聞等でIT関連の記事に目を通しておけば対策になるかと思います。
■学習方法やポイント(午後試験)
午後試験の選択問題は読解力で何とかなりそうなテーマ(経営戦略、プロマネ、サービスマネジメント、システム監査)を選択していました。ただ、これがなかなか突破できませんでした。読解力で何とかなりそうな問題は、文章が長く、毎回、新問題のため、普通にやっていても、理解に時間がかかるのを甘く見ていました。
午後試験突破の転機となったのは、市民プラザで学習を行い、午後試験問題の手ごたえを感じ始めたのがキッカケだったかと思います。
午後試験は実際に受けた過去数年分の問題冊子と回答用紙はネットから入手して印刷し、本試験2ヵ月位前から週末、地元の市民プラザ(学習室)で時間を決めて解きまくりました。慣れてくると何度もやっているので1回分90分位で解けるようになりました。
午後試験対策は実際に時間を意識し、手で回答を書く、というのが良いと思います。
フワっとした言い方ですが、問題を解いてみて「(解き方が)わかってきたかも」と感じることが出来れば、合格は近いと思います。
■取得後の話(今後の目標)
最終的な目標はITストラテジスト取得ですが、次はITサービスマネージャー試験を受けようと思います。今の仕事は運営保守がメインなので、この資格が役に立つのではないかと思い挑戦することにしました。高度試験は午後問題に論文もあり、半端なく、難しい感じなので、しっかり対策を立てて対応したいと思います
データベーススペシャリスト(菊地)
■勉強の仕方
・午前Ⅱは過去問を3回解いて、3回とも80点ぐらい取れたので今回は特段の対策はしませんでした。
・午後Ⅰ・午後Ⅱは翔泳社『データベーススペシャリスト 情報処理技術者試験学習書』を使って学習を進めました。最重要問題として紹介されている問題をそれぞれ2周しました。
・参考書や過去問を元に自分専用の参考書を作るつもりでノートを作成しました。ノートは用語のつながりを整理する用(マインドマップ)と、各用語の詳細な内容を整理する用、過去問用の3種類作りました。
・問題数よりも理解度を重視する方針で学習を進めました。
■合格に向けてプラスになったこと
・データベーススペシャリストを受ける前に、Oracle マスターBronze を取得していました。その勉強が今回の下地になりました。
・学習中は、業務で扱っている仕組みの裏側のデータベースを想像するようにしていました。きっとこういうデータ構成になっていて、これが外部キーだろうな~のように。
・業務でSQLを扱うようになったことがモチベーションを保つのに役立ちました。
■ここは押さえておくと良いポイント
・午後Ⅱは問2(概念データモデル)を選択して、ひたすら時間をかけて自力で解ききるのを何回か繰り返すと良いと感じました。参考書でおすすめされていた、問題の文章、概念データモデル、関係スキーマを番号で紐づけしながら読んでいく、というのもかなり理解の助けになりました。午後Ⅱの学習に取り掛かる前に、最低限E-R図の書き方と、正規化までは理解できていた方が良いと思います。
・過去問を解くのと同時に、IPAが出している採点講評を読むと、どういうことを理解しておけば良いのかが把握しやすくなると思います。
・試験本番は定規があった方が良いです。