経済産業省認定の情報処理技術者試験・合格体験記(令和1年秋期試験合格)を掲載しました。
2019 年秋期情報処理技術者試験の合格体験記
基本情報の合格体験記(市川)
基本情報処理技術者試験の受験の目的は社内で取得必須のため、挑戦しました。午前試験に関しては事前に午前免除を取得し、本試験は午後問題に集中して取り組みました。
試験対策に向けて取り組んだのは以下の通りです。
①過去問サイトで分野別に過去問を解く
午後試験で選択する問題は基本的に情報セキュリティ・ハードウェアなどの分野を決めているおり、分野毎に直近から順に過去 10 年分程度を解きました。同じ分野の問題をまとめて学習することで自分の苦手部分や知識の習得を意識しました。
②試験形式で時間配分を決めて学習する
試験と同じ形で必須問題、選択問題を選択し実施しました。分野毎の学習で得意な分野がおおよそ見えていたため、問題を流し読みして選択するかどうかを判断できるようになりました。また問題毎に回答目安時間を決めて試験時間内に全問着手できるよう時間配分も意識しました。
午前免除によって、試験に余裕ができたおかげで無事合格することができました。
今後の目標としては、社内で推奨される分散系の資格取得を目標に学習したいと考えてお
ります。
基本情報の合格体験記(大久保)
基本情報技術者試験は、社内で取得必須な資格であるため受験しました。
勉強は、過去問を解くことを中心に進め、何か分からないことがあれば、参考書やインターネットで調べるといった形で進めました。ある程度過去問を解いていくと、自分の苦手な分野が分かってきます。苦手な分野をしっかりと自分の中で把握して、その分野については、時間をかけて重点的に学習しました。
また、午前免除試験を事前に受験し、合格していたこともあり、午後の勉強に集中できたことが合格につながったと思います。
ただ、少し勉強方法については後悔していることもあり、過去問を解く際に、時間は気にせず、ひたすら過去問の数をこなすようにしていたため、試験当日に時間配分がうまくできず、若干時間が足りなくなってしまいました。始めのうちは時間を気にせず学習しても良いと思いますが、慣れてきたら試験本番の時間設定で、1試験分の過去問を解く練習をすると、時間配分もうまくいくと思います。
今後は、現在の業務に役立つ Java 等の分散系資格を取得しようと考えています。今回の反省点を活かし、しっかりと準備して臨みたいです。
基本情報の合格体験記(鴻巣)
基本情報受験の目的は、会社での取得が必須化されているためです。また、資格取得強化の取り組みにより、学習時間の確保・体制が整っていたことも受験の理由です。
午前問題は、ITEC の午前免除突破コースを活用して勉強し、午前試験の免除を取得しました。単語の意味や基礎理論等、午前免除突破コース内の解説では理解しきれなかったものについては、ホームページの「基本情報技術者試験ドットコム」や手持ちのテキストで補完する形で学習しました。
午後試験の選択問題については、得手不得手がかなり分かれていたので、出題される問題によって正答率に差が出る分野(経営法務・マネジメントなど)に絞って学習しました。
また、午後の過去問を解く際は 1 つの大問にかける時間を設定し、本番の時間配分を意識した勉強を行いました。私はセキュリティ・選択問題については 15 分、アルゴリズム・言語は 30 分を設定しました。短時間を設定した問題は問題文のどこを重点的に読むか、解答に絡んできそうな部分を短時間で見極める力をつけることを、アルゴリズム・言語は苦
手意識があるため、多く時間をかけ、確実に解答していくことを心掛けました。ソースそのままではなく、なるべく日本語に置き換えて解くようにしました。
今後は Python など他言語資格と応用情報の取得に向け、学習していきたいと思います。
基本情報の合格体験記(山崎)
基本情報は社内で取得を推奨されている資格のため受験をしました。
前回までは午後試験で集中力が切れることが多かったので、午前免除資格を取得して午後試験に万全の状態で挑めるようにしました。
午後試験は、午前試験の内容を把握していれば解ける問題が多いので、午前試験の過去問を8割~9割とれるまで繰り返し実施しました。午前試験の過去問題を解く際は不正解の選択肢がなぜ不正解なのかまで理解すると、午後問題で役に立つことが多かったです。
また、午後試験の選択問題について、「ソフトウェア設計」「プロジェクトマネジメント」などは問題文の中に答えが書いてあるものが多いため必ず選択するようにしていました。
試験前日はなるべく長時間の勉強をせず、不安な分野を少しおさらいする程度にとどめ早い時間に寝るようにしました。
今後は、勉強した内容も時間が経つほど徐々に薄れていくので、基本情報の勉強で得た知識が残っている内に応用情報技術者試験を合格したいです。
基本情報の合格体験記(星野)
この業界でやっていくために、まず基本情報を取りたいと考えて資格取得に挑戦しました。
試験勉強では、以下2つのことを念頭において取り組みました。
・過去問題を解くときは、時間を決めて解くこと。
・午後問題の選択問題はあらかじめ解く分野を絞り、その分野の学習に集中すること。
学習は、Web サイト「基本情報技術者試験ドットコム」にある「過去問道場」や、過去問題を利用して学習しました。
基本情報に合格し、嬉しい気持ちもありますが、あくまで基本なので、勉強を通して学んだ知識をベースに、今後はネットワークや開発環境等のプログラム周りの知識もつけて、広い視野を持って仕事に取り組みたいと考えています。
基本情報の合格体験記(大竹)
基本情報処理技術者試験は会社から取得を勧められているため、資格取得に挑戦しました。
学習方法は、基本的には過去問を解くことがいいと思います。「基本情報技術者試験ドットコム」を利用して学習しました。また、午前試験免除制度を利用して、午前免除をとっておくと本番試験は午後試験で済むので負担が減ると思います。
午後の言語問題は表計算を選択しましたが、表計算の関数を説明しているサイトを活用し、あらかじめ関数を覚えておくと理解しやすいです。また疑似言語の学習はアルゴリズムと各言語の処理理解の助けにもなりました。
過去問ばかり実施していたので正直飽きることもありました。そういう時は開き直って別の言語学習を行うことで気分を換えました(表計算で受験予定でしたがJavaを学習)。
今後は、応用情報技術者試験も視野に入れつつ、分散系言語の資格も取得しようと思っています。
基本情報の合格体験記(小野寺)
応用情報技術者は、社内の昇格要件資格であるため受験しました。
今回の受験は3回目だったため、試験対策を始めるにあたり、まず過去2回の受験結果から自身の得点分布を改めて分析しました。その結果、私の場合は得意分野であるストラテジ系の正答率が安定していること、対策次第でマネジメント系の正答率が大きく変動することが分かったため、今回はとにかく得意分野と「対策すれば出来る」分野を完璧にすることに注力しました。
試験対策には Web サイト「応用情報技術者ドットコム」の「過去問道場」を使用しました。「過去問道場」には、アカウントを作成することで学習結果を表示できる機能がありますが、これを活用して対策終了時の正答率を80%以上にすることを目標に学習を実施しました。
具体的な学習方法については、「ひたすら問題を解いて、不明点は片っ端からGoogle先生に質問する」が全てです。1問ごとに4つの選択肢全てについて説明できるように、正答以外の単語や説明についても調べながら反復学習し、マネジメント・ストラテジ系については約1200問をこなしました。苦手分野であるテクノロジ系についても、その中
で比較的得意な分類のみに絞って150問程度学習しました。
午後試験については私自身が文系出身ということもあり、課題は知識面の不足だったため、過去問学習によって知識面を補強することで対策に代えました。午後試験の半分は国語の問題なので、躓きがちな方は自分に不足しているのは何か(知識・読解力・記述力)を分析した上で、適切な対策を行うことが重要だと思います。
今回のAP受験に関しては、試験対策を行う上で明確な目標を設定すること、そして自分の強みを活かすことによって、効率的な学習が出来ました。今後もより上位の資格取得にチャレンジしてゆきたいと思います。