開発や研修で使用しているマイコンのご紹介
デジタルビジネス推進PJTでは過去のブログで紹介している製品や担当している研修でいくつかのマイコンを活用しています。
今回はそのマイコンについていくつか紹介をしていきたいと思います。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)
Raspberry Pi(ラズベリー パイ)は、イギリスのラズベリーパイ財団によって開発されたシングルボードコンピュータのことです。
日本語では略称としてラズパイとも呼ばれることが多いと思います。
教育で利用されることを想定して制作され、IoTが隆盛した2010年代後半以降は、安価に入手できるシングルボードコンピュータとして趣味や業務(試作品の開発)等としても用いられるようになっています。
無印ラズパイから始まり、現在(2022/7)ではラズパイ4が登場しています。
【Raspberry Pi 4】

特徴
ラズパイの特徴は豊富なインターフェースにあると思います。
多くのインターフェースを持つラズパイは普通のパソコンとほぼ同じことができます。
さまざまな作業をラズパイ1台でこなすのはスペック的にはかなり厳しいですが、それでも利用者のプログラミング、電子工作のスキル次第で色々な使い方が可能となっています。
デジタルビジネス推進PJT内での活用
「サービス」で紹介している「Easy Insight Meter」及び「Easy AI Inspector」はラズパイで作成されています。
「Easy AI Inspector」は千葉県産業支援技術研究所・天台庁舎にて展示しておりますので、ご興味のある方は訪問いただければ幸いです。
M5Stick-C(エムファイブスティック-シー)
M5Stick-CとはM5Stackシリーズのひとつです。
M5Stackは、中国深圳に拠点を持つスタートアップ企業かつ、同社の代表製品の小型のマイコンモジュール名です。M5Stackは、無線、ディスプレー、操作ボタンなどのプロトタイプ開発に必要な機能をあらかじめ備えた小型コンピュータとなっています。
【M5Stack】

【M5Stick-C】

特徴
M5Stick-Cの特徴として、HATと呼ばれるユニットが提供されており、HATを使うことで、とてもコンパクトなセンサデバイスなどを簡単に作れるようになっています。
(HATはM5Stick-Cの上部の拡張ソケットに差し込むことで使用可能になります)
販売サイトの中で各種センサを動作させるプログラムが提供されていることが多く、プログラミング知識がなくてもセンサを動作させることができるため、使用のハードルは比較的低いと思います。
【HAT】
環境センサー

非接触温度センサー

人感センサー

デジタルビジネス推進PJT内での活用
デジタルビジネス推進PJTでは千葉県IoT推進ラボにてAI実習講座、IoT実習講座の講師、サブ講師を担当させていたいており、本研修の中でM5Stick-C+HATを使用したセンサの実習を行っております。
最後に
以上、「マイコン」の研究紹介でした。
さらなる詳細をご希望の方は是非お問い合わせください。我々は丁寧にご相談に乗ります。
また、「そもそもAI,IoTって何?」という方もお気軽にお問い合わせください。
AI,IoTの初歩から知りたい方々に向けたコンサルティングや教育実績もあります。
是非どうぞ。