研究紹介 (第1回):顔認証AIによる自動受付システム

デジタルビジネス推進PJTでは日々AI、IoT技術を中心に技術研究に取り組んでいます。
今回は技術研究の中から「顔認証AIによる自動受付システム」を紹介致します。

顔認証とは

はじめに顔認証とは、「顔が特定の個人であることを認証する技術」です。
スマートフォンのロック画面解除など、日常的に利用されている方もいらっしゃいます。
顔認証は鍵やパスワードが不要、利用者は顔をカメラに向けるだけで済むという心理的抵抗の少なさなどから注目を集めています。

顔認証のプロセスは大まかに二つに分かれます。
最初に映像の中から顔がどこにあるかを探し出す「顔検出」を行います。
そして「顔検出」で検出された顔に対して「顔認証(顔の照合)」を行うことで特定の個人であるかを認証します。
現在はディープラーニングなどのAI技術の発展もあり、顔認証の分野でもAIが使用されています。

自動受付システム

私たちはAI技術の研究の一環として、顔認証AIを使用した自動受付システムを開発しました。

本システムはカメラ映像からリアルタイムに顔認証を行います。
検出された顔が登録済みの顔だった場合、緑色の枠でその顔を囲みます。

もし登録されていない顔が検出された場合は、赤色の枠で顔が囲まれる仕組みです。

顔の登録は5分未満と短時間で可能、他にもメールによる訪問者の通知機能、未登録訪問者の写真確認機能なども備えています。

実証実験の重要性

先日、本システムを社内で検証をしてみたところ、顔検出距離を抑えないと誤った判定をしてしまうなど新しい知見を得ることができました。
こうした先端技術は実証実験してみて分かることも多く、これからもデジタルビジネス推進PJTでは新しい技術の研究開発を進めていきたいと思います。

最後に

以上、「顔認証AIによる自動受付システム」の研究紹介でした。
当社では本システム以外にもAIを用いた新製品の開発・販売に取り組んでおります。

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