製品紹介(第2回):7セグメントメーター読み取りサービス
最近開発した「7セグメントメーター読み取りサービス」について、その内幕も少し交えて紹介しましょう。
7セグメントメーターとは
7セグメント表示器とも言います。
これは、温度や湿度をデジタル数字で表示する機器です。
図のように、7つの部品で、数字を表示することができます。

7セグメントメーターを読み取る
このメーターをカメラで撮影して、どの数字を表示しているかを読み取ろう、というのが、今回開発したサービスです。
どう読み取るのか
AIを使って読み取るというのも、ひとつの方法です。しかし、実験の結果、精度が思ったほど良くありませんでした。
そこで、7つの部品のオン・オフを読み取る方法を選びました。

斜めになっている
開発を進めると、街中の7セグメントメーターが気になます。ある時、エレベータの中のメーターを見て、大事なことに気づきました。
斜めだ。。。
そう、今どきのメーターは、斜字体なのです。
7つのパーツは、水平・垂直になっていることを前提にしていたので、どうしたものかと考えました。

斜字体を垂直にする
意外と簡単に答えは見つかりました。
画像全体の傾きを変えて、垂直にするやりかたで、「せん断」という方法です。
うまいことできました。
数字の場所を特定すること
あと大事なことがひとつ。
数字がどこ(どの座標)にあるかを見つけること。
数字の判定する前に、数字がどこにあるか認識することは矛盾しています。
しかし、ある工夫で、わかるのです。
詳しいことは書けませんが、これは発想の問題です。
できました
最後に、できあがった様子を掲載しておきます。
緑の四角形の枠が、数字をとらえたことを表しています。

ご用命の折は、当社までご一報ください。